【レッスン風景】ピアノ・砂村クラス


はじめまして。東京音楽院Konservatorium Tokyoピアノ科講師の砂村友希です。
現在、4歳から小学校高学年までのレッスンを担当しています。
今日は普段レッスンで心がけていること、ポイントなどを少し書いてみたいと思います。

表現するために必要なこと。

音楽を通して自分を表現できることは素敵なことだと思いませんか
表現をするためにも基礎的な技術がとても大切です。
この6月から小学5年生の女の子がステップアップのためにレッスンに来ています。基礎的な技術の底上げとしてハノンとチェルニーを使っていますが、正しく音を弾くだけではなく、練習曲の中で脱力、指の第一関節の支え、打鍵の仕方や腕の重さの
かけ方、抜き方方などに重点を置きアドバイスをさせていただいています。

すぐ出来ることではなくとても忍耐の必要な訓練ですが、一生懸命取り組んでくれています。

自分の音色を探す。
どんなピアノもそれぞれ違った音色を持っているのと同じく、演奏する人の腕の脱力、打鍵の仕方・速度などでピアノから鳴り響く音も全く異なってきます。

自分はどんな音色を出したいのか、今自分が出している音はどんな音か、心地よい音かそうではないのか聞き分けられる耳も大切です。

練習曲を応用する。

ベートーヴェンやモーツァルトなどの曲では、練習曲で勉強している音の出し方を
実際に曲の中で実践するよう心がけています。
全く同じパッセージが曲の中に出てきて、音と音がなめらかに繋がって
いつのまにかスムーズに弾けるようになっていた時、生徒さんは大喜びでした。
努力して得た達成感は何物にも代えがたいもの。
自分が弾きたかった曲を暗譜で最後まで演奏し、表現できた時の生徒さんの
達成感と喜びに満ち溢れた笑顔を見ると、私自身もとても嬉しくなります。
そこからまた新しいことに挑戦しステップアップしていけるようお手伝いできればと思っています。
生徒さんひとりひとりの個性やペース、目的を尊重し楽しく有意義な時間を心がけています。
無料体験レッスンもしていますので、ぜひお気軽にお越しください!

東京音楽院Konservatorium Tokyo( 新宿教室、荻窪教室)
ピアノ科講師 砂村友希
Img0141_3_ok (1)

(プロフィール)

4歳よりピアノを始める。14歳でウィーンへ渡欧、ウィーン国立音楽大学予科に在籍しエリザベート・ドヴォラック=ヴァイスハール氏に師事。その後同大学ピアノ演奏科へ入学しヴォルフガング・ヴァッツィンガー氏に師事し2015年同大学院を修了。現在同大学院研究科に在籍しクリストファー・ヒンターフーバーに師事している。在学中オーストリア青少年音楽コンクールPrima la musica第1位並びにベーゼンドルファー賞(オーストリア)、ヤングピアニスト国際コンクール第3位(イタリア)、アマルフィー国際音楽コンクール第3位(イタリア)、ヤングショパン国際音楽コンクール(エストニア)Klavierpodium(ドイツ)等のコンクールにて入賞。これまでにLange Nacht der Musik(オーストリア放送協会ORF主催)、Vienna Young Pianists International Piano FestivalのオープニングコンサートにてEhbarホール、モーツァルトハウス/ベーゼンドルファーホール(ベーゼンドルファー協会主催)、ミュンヘンで行われたKlavierpodiumの入賞者としてパリのMaison du Mexique、銀座王子ホール等にてソロリサイタルをし好評を博す。日本国内を始めオーストリア、ドイツ、イタリア、フランス、フィンランドに於いて多数のコンサート出演。
これまでピアノを斎藤まゆみ、阿部美果子、角野怜子、ヴォルフガング・マンツ各氏、室内楽をテレサ・レオポルド、マリアレーナ・フェルナンデス各氏、伴奏法をマンハルト・プリンツ氏に師事。