慶應義塾大学×森の音楽館 子どもサマースクール2016の様子をお伝えします。
2016年8月18日、19日、慶應義塾大学協生館で子どもサマースクール2016が
開催されました。森の音楽館では「音楽の楽しさにふれてみよう!」という
テーマのもと、2歳から6歳までの子ども計60名にグループレッスンをしました。
題材は、モーツァルトのオペラ「魔笛」をアレンジし、パパゲーノがパパゲーナを
森の中へ探しに行くという30分のショートストーリーを用意。森で様々な動物
(うさぎ、鳥、ライオン)と出会い、パパゲーナの居場所を尋ねます。
動物ごとに、マラカスやトライアングル、ピアノを用い、リズム、即興などに
トライしてもらいました。また、動物の名前をドイツ語でお勉強。
聴きなれない単語を一生懸命発音してくれました。
最後はパパゲーナとパパゲーノのアリア(”パパパのアリア”)を
みんなで歌いました。
難しい歌詞など何一つなく、また
モーツァルトの遊び心がふんだんに詰まったこの曲は
子どもたちもその楽しさにすぐ気が付くようです。
個人的にモーツァルトは好きな作曲家で
中でもピアノ協奏曲が好きですが
戴冠式の3楽章のような、これから何か始まるようなわくわく感、
そして心の中から湧き上がる生命感、
誰もが親しめる愛らしいメロディーが
このアリアからも感じられます。
これこそが子どもたちに一番感じてもらいたい部分です。
初対面、そして限られた時間と場所の中で
どれだけ音楽の楽しさを伝えられるか
準備の段階ではそのことばかりを考えておりましたが
子どもたちもとても楽しそうに取り組んでくれて
私自身、非常に楽しい時間を過ごすことができました。
ご来場の皆様、そして
慶應義塾大学の太田さんをはじめご関係者様に心より感謝申し上げます。
http://summerkbs2016.jimdo.com/開催の様子-フォトギャラリー/