梯剛之氏のライブ盤が「レコード芸術」2月号特選盤に選ばれました。

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当校芸術監督 梯剛之氏のライブ盤

「ダーヴィッド&梯剛之デュオリサイタル2015」が

レコード芸術2016年2月号特選盤に選ばれました。

このアルバムは、オーストリア出身のヴァイオリニストWolfgang Davidと
梯剛之が、昨年2月に行ったJTホールでのライブ録音です。

ここで少しWolfgang  David氏の経歴を紹介します。
1971年ウィーン近郊に生まれ。8歳でウィーン国立音楽大学に入学し
ウィーン・フィルコンサートマスターのR、キュッヒル氏に師事。その後ケルン音大でI、オジム氏、ロンドン・ギルドホール音楽院でI、ニーマンに学ぶ。多数のコンクールで入賞。これまでにウィーン放送交響楽団、ヨハネスブルグ・フィルなど
有数のオーケストラと共演。また、NY国連アッセンブリー・ホールでは前国連事務総長アナン氏、バンコクではタイ女王隣席で演奏も行っている。

ワシントン・ポスト紙は「最高度の音楽が降り注ぐ」と評し、「ストラド」誌は「情感の豊かさは、人が望みえる最上のもの」と絶賛している。

さて、話をアルバムに戻し、納められている曲目を紹介します。

【曲目】

1、Ludwig van Beethoven ヴァイオリンソナタ第6番 イ長調 作品30-1

2、Ludwig van Beethoven  ヴァイオリンソナタ第8番 ト長調 作品30-3

3、Cesar Frank ヴァイオリンソナタ イ長調

気になるレコード芸術の記事ですが、一部抜粋して紹介します。

◆大木正純氏
―ベートーヴェンのソナタ6番を聴き始めて思ったのは、とりわけ梯のピアノの音色に、音楽家としての成長を物語ると思われる、暖かみややさしさが加味されたことである。この場合それが、誇り高く、きっぱりとものを言うダーヴィットのヴァイオリンを柔らかく包み、支える、格好のファクターになっている。

◆中村孝義氏
―最後に収められているフランクがまた非常な熱演。第一楽章をはじめ随所で聴かれる、美しい香りが匂い立つような繊細な表情も抜群だが、全体にみなぎる情熱の発露も一級で、これは良いアルバムだ。

上記はほんの一部です。残りは是非レコード芸術をお買い求めください。
また、CDはAmazonまたはソナーレ・アートオフィスでお買い求めいただけます。

◆ソナーレ・アートオフィス
E-mail   info@sonare-art-office.co.jp
Tel  03-5754-3102

◆コンサート情報 そんな二人が4月に上野で演奏します!
【日本モーツァルト協会第578回例会 ブルネッティとストリナザッキ】
2016年4月21日(木) 18:45開演 東京文化会館小ホール
出演:Wolfgang David(ヴァイオリン)、梯剛之(ピアノ)
演奏曲目:モーツァルト ヴァイオリンソナタト長調K379、変ホ長調K481
イ長調K305、変ロ長調K454
チケット: 一般5,000円、学生2,000円
お問い合わせ: 日本モーツァルト協会 電話03-5467-0626 info@mozart.or.jp

 

【余談】
先月、ダーヴィットさんと梯さんが東京音楽院にてリハーサルを行いました。
幸運にもその場に私も立ち会わせて頂くことができました。
二人が互いの音を一音一音しっかりと聴き合い、
まるで音楽の紐が空間で戯れる様で、とても貴重な経験となりました。
写真はその時の様子です。

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稲田